モンテッソーリ教育とは

歳の違う子どもたちは、お互いに助け合います。
教師たちが3歳の子どもに説明しても、
分かってもらえないことがたくさんあります。
でも、5歳の子どもは3歳の子どもに、きわめて上手に理解させます。
両者のあいだには精神の自然な浸透性があるのです。

マリア・モンテッソーリ

集中力を養うお仕事時間

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異年齢クラス(縦割りクラス)

モンテッソーリ教具

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モンテッソーリ教育資格を持つ
先生・スタッフチーム

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モンテッソーリ教育の特徴

モンテッソーリ教育は科学的な教育です。
人間は誕生と同時に、自分で自分を創っていけるプログラムが身体に備わっています。つまり、子どもの内にある可能性を引き出す教育なのです。
一人ひとりの子どもの成長段階に合わせて、細部にわたり配慮された環境を準備することが大切です。
子どもは自由な中で、自分で選び、自分で納得いくまで繰り返して活動しながら、満足がいった時に、活動を自分で完了します。
大人は、子どもに教え込むのではなく、環境と子どもの橋渡しをするのです。子どもはやりたいことが分かっていても、ただ、やり方が分からないのです。子どもたちの願いは「やり方を教えてください」 「一人でできるように手伝ってください」ということです。一人ひとりの子どもの潜在能力は、無限大に広がっていくのです。

お仕事ってなあに?

横浜・モンテッソーリ幼稚園の子どもたちは、「きょうは、なんのおしごとをしようかな…」と毎日お部屋の中にあるモンテッソーリ教具や教材を選んで、満足いくまで楽しんで取り組んでいます。

なぜ『お仕事』と子どもたちが呼ぶのかというと、活動を通して子どもたちは自分で自分を創造するという大仕事をしているため、遊びとは呼ばず、『お仕事』と呼んでいます。

マリア・モンテッソーリ教育の歴史

モンテッソーリ敎育は、イタリアで最初の女性医師であるマリア・モンテッソーリ博士(1870年8月31日-1952年5月6日)によって開発されました。

3~6歳の子供向けの最初のカサデイバンビーニ(子どもの家)は、1907年にローマの貧困街に開設されました。モンテッソーリ博士の下で学んだ園児の子どもたちは、より好条件な敎育を受けていると思われていた中流階級の子どもたちよりも、入学試験で優れた結果を出したため、モンテッソーリの敎育方法はイタリアや海外ですぐに大きな注目を集めました。
まもなく、モンテッソーリの学校はヨーロッパとアメリカにも開設されます。
モンテッソーリ敎育が子供の敎育として一般的な選択肢の一つとなっているアメリカでは、現在では全米で4,500の学校や敎育施設でモンテッソーリを何らかの形で実践しており、世界中では、実に20,000を超える学校があるというデータがあります。また、最近では、Google、アマゾンといった、先導的な会社の創立者や発明家、イギリス王室の子息がモンテッソーリの幼稚園を選択、あるいは、著名な世界的アーティストらが、モンテッソーリ敎育を受けて育ったといったストーリーも加わり、一層の認知と注目を得ています。

我が国においても、画一的な敎育と言われた敎育事情が長らく続いた時代を経て、国際化やグローバル化が社会で認識されるようになり、幼児期から主体的に考えられる子ども、自分の意思で行動ができ、ユニークな発想ができるということが評価されはじめてきています。そのような環境の中で、この素晴らしいモンテッソーリ敎育について、より多くの方がご関心を持っていただける状況となったことは幸いなことです。

モンテッソーリ敎育は机上の敎育論や理想論ではありません。科学者である創立者が、半世紀にもわたり、世界中の何千人もの子供たちを観察し、実践と改善から生まれた科学的な根拠に基づく敎育方法です。今なお、世界中の教育関係者により、より良い幼児敎育のあり方を目指して、日々、議論され更新され続けている、生きた敎育です。

集中力を養うおしごと時間

敏感期はある一時期にのみ現れる現象で、その時期を逃すと二度と現れません。 「今、これをどうしてもやりたい」という、好奇心がわき上がってきます。 大人はその姿をよく観察し、子どもたちの敏感期に合わせて、さまざまな活動を提示します。こうした環境の中で、子どもは自分の選んだ活動を何度も何度も繰り返していく内に、集中現象が起きます。周りの子どもたちがざわついたとしても、気にかける様子もなく、お仕事に没頭するのです。好きなだけ繰り返す集中現象を体験した子どもには、脳の革命が起きます。 「自分で出来たよ」と喜びと自信に溢れ、体も心も充足し、満足感に満ちた子どもは「新しい子ども」に生まれ変わります。 このように繰り返し手を使う中で、知性への窓が開かれ、好奇心・探究心が限りなく展開していきます。

縦割りクラス(異年齢クラス)

縦割りクラスの中では、年少児は年長・年中児の行動を敬い、憧れを持ってよく観察しています。そして自分もやってみようと挑戦する勇気が芽生えます。また、年長・年中児は年少児を助け、励まし、なぐさめることを通して、助ける心といたわる心、そして責任感が育まれます。すでにこの時期に競争ではなく、協力し合う平和な心の基礎が築かれます。なんと微笑ましいことでしょう。

科学的視点で設計された
モンテッソーリ教具

生命の発達に合わせて、科学的に組み上げられた教具が準備されています。
例えば、教具の中には間違いを自分で発見し、自分で訂正できるように、工夫されています。そして、子どもが見て触りたくなるような、美しさ、色彩、また自然の素材に配慮して設計されています。教具はすべて、子どもサイズに作られています。
マリア・モンテッソーリは「手は外側の大脳」と言っています。
子どもたちの豊かな敏感期に合わせて様々な活動ができる教具を用意しています。

経験豊かで大きな家族のような
先生・スタッフチーム

横浜・モンテッソーリ幼稚園では、教師は教育を一方向的に授けるだけの存在ではなく、子ども一人ひとりにとっての良き理解者、支援者であることに重点を置いています。
先生とスタッフは、若い先生から、ベテランの先生まで異なる世代の者で構成されています。先生は皆、モンテッソーリ教師に関する専門的なトレーニングを受けています。また、モンテッソーリ教育の発展と向上のために、当幼稚園内で教育研修の場を設け、日々の実践からのフィードバックを共有したり、アメリカやイタリアから講師を招聘し、定期的にセミナーを開催しております。